ケニアはシティローストで焙煎する場合と、フルシティローストまでの間で焙煎する場合でガラリとその表情を変える豆です。

　シティローストあたりでは、爽やかな柑橘系の香りと柔らかな酸味。苦味は強くなく、少し甘みを感じる後味が心地好いスッキリとした香りを飲むコーヒーです。

　シティローストを過ぎてフルシティローストまでの間では、ケニアの最大の特徴である甘みが強く出てきます。同時に黒すぐり（カシス）やトマトの様な完熟した果実を連想させる、甘くも爽やかな個性的な香りが強くなります。
　苦味はやはりさほど強くなく、完熟果実の香りと強い甘みを楽しみつつも、後口でわずかに感じる酸味が爽やかに締めてくれるコーヒーです。

　どちらの焙煎加減も非常に美味しく、いっそ「それぞれの焼き方で200gを2つどうぞ」とお勧めしたいくらいです。

　あとは皆様のお好み次第。ぜひ［備考欄］にお好みの焙煎加減を書いてみて下さい。何も書かれていない場合はシティローストとフルシティローストの間くらいでの焙煎となります。

◇ 焙煎深度、挽き方にご希望がある方は［購入者情報］入力時に［備考欄］にご記入下さい。